2026.8.5

徒歩通勤のススメ(後編)

メンバー

執筆 / 撮影

岡部 健二

岡部 健二

TD

後編は写真日記の形で、徒歩通勤中の視界をお届けしたい。

通勤中に写真を撮るのは初めて。
図らずも、長いこと忘れていた「歩く」が好きになるきっかけを思い出すこととなった。

夏はとにかく日陰を歩くのが基本。
坂があれば自然と目がいく
変わり映えしないはずが、いつの間にかいろいろ変わっていく
住職のコピー
右のほうが好みの道ではあるが、明らかに遠回りなので平日は諦めることが多い
本当はこっちに行きたい
子供たちの送迎時間帯。(家が恋しくなり引き返したくなる)
どちらも良い道だが、夏は日陰優先で右ルートへ
緑に浸食された遺跡のようなお気に入りスポット(坂道の上にさらに道が通っている)
朝の光は横から。何かの予感的な風景。
目黒川も、朝はこの通り穏やか。
川を覗き込むなんてことは普段やらない(カメラのおかげ)
また上り坂
壁におちる影をチェック
予感2
予感2の答え合わせ
この坂も気になるが、通勤中に逆走するほどの心の余裕はない。
緑と抜けのビルのコントラスト。未来の緑化都市を描いたコンセプトアートみたいと思いながら。
絵に描いたような空き地。
またまた上り坂
一気に渋谷感。
朝、渋谷駅に向かう人は少なく、人の流れに逆行することになる。
スクランブル交差点もそこまで混んでいない
安藤忠雄建築のトイレが見えたらもう会社が近い。
到着(会社の写真を撮るのを忘れた)

大学生のころに、三木聡監督の映画『転々』を観た。
ひょんなことから年齢差のある男二人(青年と借金取り)が東京を歩き回るロードムービーで、その中に当時ハッとさせられたセリフがある。

「東京の街は、風景が変化に富んでるから散歩向きなんだ」(借金取りのセリフ、うろ覚え)
今回、写真を撮って並べたことで、改めて実感した。
45分とまで言わずとも、少し歩けば全然ちがう表情が見えるというのは歩く楽しみになる。

もうひとつ好きなセリフ。
「東京の思い出の半分はコインパーキングになってる」
うかうかしていると、お気に入りの風景や、まだ見ぬグッとくる景色はなくなってしまう。
別にそれらを記録したいわけではない。
やはりそこに自分の足で立たないと気がすまない。

こういったことが、徒歩通勤よりもっと手前で、私を「歩く」に駆り立てている。

つくることではなく、課題の解決が目的です。ぜひお悩みからお聞かせください。

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