2026.7.2
制作物を見る前に、惹かれていた

メンバー
執筆

勝間 真希
OM

mountとの出会いは、制作実績でもポートフォリオでもなく、
代表 イム のインタビュー記事でした(「mountとしての純度を高め続けよ」)。
この記事を見たころの私は、全く別の業界にいました。
組織のこと、事業のこと、人のこと——毎日、そういう問いの前に立っていました。
記事のなかで、イムはこんなことを話していました。
お客さまの事業を徹底的に考えて、課題を見つけて、それをどう解くかを決める。その順番は動かさない、と。作る前の準備に、プロジェクトの三分の一もの時間をかける。売上より、品質を優先する。
読みながら、手が止まりました。
ずっと抱えていた問い、社内で解決しきれなかった問いに、同じ熱量で——いえ、それ以上の熱量で向き合っている人たちがいる。「自分たちの課題に、本気で一緒に向き合ってくれる相手」がいるなんて、なんて心強いんだろう…! そう感じたことを、よく覚えています。
それから時間が経って、いまはその中にいます。
入ってみて感じたのは、あの姿勢が、イム一人のものではなかったということでした。みんなが同じ熱量で、課題と向き合っている。
想像していたような華やかさは、ありません。むしろ地味で、泥臭い。
「これ、なんのためにやるんだっけ」「そもそも、ほんとうに必要なんだっけ」。
そういう問い直しが、会議でも、雑談でも、手を動かしている最中でも、あちこちに転がっている。誰かが特別に掲げているわけじゃなく、もう日常になっている。
かつて、私がいちばん難しいと感じていたのが、この「なんで?」を問い続けることでした。忙しくなったり、慣れてきたりすると、知らない間に省かれてしまう。見落としてしまう。
でも、ここでは、省かれていかない。
mountがどのように、何を考えて仕事をしているのか。
最初に惹かれたあの言葉が、現場ではどんな形になっているのか。
何も知らなかった私が知っていったことを、これから少しずつ書いていければと思います。
まずは私たちについてからのぞいてみてください。
文・勝間 真希(オフィスマネージャー) 写真・タイ トウオン(デザイナー)